【怪談】光の玉
こんばんは、山根こね子です。
本日は、昨日のブログでお話した高架下のトンネルでの体験談をもう一つ思い出したので、紹介したいと思います。
短い話で、オチもありません。
私が大学3年生だったときのお話です。
あれは確か半袖では少し肌寒くなってきた時期だったので、9月頃の出来事だったと思います。
いつも通りバスを降り、高架下のトンネルに向かって歩き始めました。
そのトンネルでは不思議な声を聴いて以来、耳にはイヤホンを付けて音楽を流し、余計なものができるだけ視界に入らないよう、携帯電話の画面を見つめながら歩くようにしていました。
トンネルを出たところでヒュッと何か飛ぶものが視界に入ってきたので、反射的にそちらの方向を見てしまいました。
そこにはゆらゆらと蠢く、白い発光体が。
その発光体から尾を引いている虹色の光が印象的でした。
全身がブワッと総毛立ちながらも"それ"から何故か目が離すことができず
「これはなんなんだろう?」
と考えているうちに、凄まじいスピードで平行移動し一瞬にして消えてしまいました。
流れ星にしては滞空時間が長い
飛行機にしては低すぎる
花火にしては音がない
様々な説を考えましたし、友人にも相談しましたが、それらしい答えは結局今も出ていません。
「それはこういうことだよ」
と説明していただける方がいらっしゃれば、コメントにてお知らせください。